プログラミング学習や電子工作、IoT機器への取り込みでに活用できるとあって、注目が集まっているシングルボードコンピュータ。
今回の記事では、まずシングルボードコンピュータの基本的な知識と活用方法について解説します。
また、高性能な製品の選び方、対応OSや対応言語について、ラズパイを始めとしたおすすめ10選も合わせて紹介します。
そのため、以下の目的の方は必見です。
- プログラミング学習をしたい方
- 電子工作をしたい方
- 簡易サーバーを作りたい方
- 趣味で触ってみたい方
目次
シングルボードコンピュータとは?
シングルボードコンピュータとは、むき出しの基盤に、CPUと最低限のインターフェイスを取り付けただけの、シンプルデザインのコンピュータです。
ですが、製品によっては拡張機能が豊富なモデルもあり、USBやHDMI端子をつなぐことで、一般的なデスクトップパソコンとしても使用可能です。
シングルボードコンピュータは、構造がシンプルであり、一般的なパソコンに比べて、
- 小型
- 低価格
- 低消費電力
などの面から、一部のユーザーに支持されています。
加えて、一般的にシングルボードコンピュータは、以下の用途で使用されています。
- 簡易的なパソコン
- プログラミング学習
- プログラムの開発・テスト
- IoT機器への取り込みに利用
- サーバーとしての利用
- ガジェット好きの好奇心
などがあります。
詳しくは、【シングルボードコンピュータは何ができる?】で解説します。
参考にして下さい。
シングルボードコンピュータは何ができる?
シングルボードコンピュータが主にできることを解説します。
- 教育用教材として利用
- 電子工作に利用
- IoT機器への組み込みに利用
- サーバーとして利用
教育用教材として利用
シングルボードコンピュータは、簡易のプログラミングができるため、プログラミング学習の教材としてピッタリです。特に、最低限の機能のみを搭載することで、一般的なパソコンよりも、比較的に安く買うとこができます。
また、シングルボードコンピュータは、簡易的な作業を目的としており、プログラミングの教材として適しています。具体的には、用途が限定されており、他の用途に使いづらい点で、「プログラミング学習」以外に意識が行きづらいと言えます。
「プログラミング学習」を目的とするなら、シングルボードコンピュータは、
「低価格かつ意識がそれづらい」点において、最適でしょう。
電子工作に利用
シングルボードコンピュータは、「マイコン(マイクロコンピュータ)」の上位互換としても活用されます。また、「マイコン」とは、電子機器内の部品同士をつなぎ、プラグラムで制御できるようにするためのものです。人間でいう「脳」といったところでしょうか。
そのため、シングルボードコンピュータを活用することで、電子機器のカスタマイズができます。また、自作のロボットを自作のプログラムで動かすといった、男心をくすぐる工作も可能です。
IoT機器への組み込みに利用
シングルボードコンピュータは、より実践的なプログラムを必要とするIoT機器の制御にも活用されています。具体的には、制御したい機器にシングルボードコンピュータを取り込んで、プログラムを動かします。また、不具合などが合っても、部品を取り替えるだけ。
トラブル対策も簡単です。
現在では、ラズパイを始めとした、シングルボードコンピュータが、低価格で購入でき、
以前よりもIoT機器の開発ハードルが下がったのではないでしょか。
サーバーとして利用
シングルボードコンピュータは、消費電力が少なく、簡易サーバーとしても活用されています。
主な理由としては、24時間つけっぱなしにしても、通常のパソコンを使うより電気代がかからないから。
また、簡易サーバーには、
- インターネットに公開する「webサーバー」
- 家庭や会社単位でファイルを共有する「NAS」
の2つがあります。
特に、「NAS」は、限られた範囲内(ローカルネットワーク)で自由にデータの保存、移行ができて便利です。ファイル共有のたびに、SDカードやUSBメモリを使うのは面倒ですよね…
高性能シングルコンピュータは何が違う?
高性能シングルボードコンピュータかどうかは、「搭載スペック」によって判断できます。
主な目安としては、
- CPU性能
- メモリ性能
- OSを搭載しているか
- 拡張性能
などが、あげられます。
パソコンと同じで、CPU性能やメモリ性能が高いほど、より高性能と言えるでしょう。
さらに、OSの有無やmicroUSB端子、miniHDMI端子、sata端子などのの拡張性の高さも、性能を左右する1つの指標ですね。
また、対応OSに関しては、【Linux、Android、Windows】といった有名なOSに対応している製品の方が、値段が高くなる傾向にあります。加えて、複数のOSに対応している場合も、値段が高くなる傾向にあります。参考にしてください。
とはいえ、「高性能=高価格」とは一概に言えないため、性能と価格のバランスをきちんと確認しましょう。
高性能シングルコンピュータの選び方
高性能シングルコンピュータの選び方を以下の4つのポイントから解説します。
- 使用目的で選ぶ
- 性能で選ぶ
- 対応OSで選ぶ
- 対応言語で選ぶ
使用目的で選ぶ
シングルボードコンピュータを選ぶ際は、まず「何の目的のために必要なのか」を、はっきり決めておきましょう。特に、シングルボードコンピュータは、低価格帯のモデルから10,000円をこえるモデルまで、さまざまです。
そのため、必要スペック以上の製品をを買ってしまうと、高性能を持て余すことに、つながります。とはいえ、動作面や機能幅といった、スペック的な余裕が欲しい!という場合もありますよね。
そんなときは、あなたの目的に必要なスペックの1つ上を目安に買ってください。
性能で選ぶ
シングルボードコンピュータを選ぶ際は、【CPU・メモリ・ピン数】などを参考に選んでください。
特に、CPU性能やメモリ性能に関しては、動作面で重要になってきます。
加えて、ピン数に関しては、数が多いほど電子部品を接続しやすくなるといった側面があります。
簡易的なプログラミングや電子工作であれば、特に高性能である必要はありません。しかし、本格的なプログラミングや、IoT機器への取り込みを視野に入れている場合、予算と相談しながら、できるだけ高性能な製品を選んでください。
対応OSで選ぶ
シングルボードコンピュータを選ぶ際は、「対応しているOS」も参考にしてください。
とはいえ、対応しているOSは、シングルボードコンピュータによって大きく変化します。
ですが、一般的に、よく搭載されているOSは、以下の通りです。
- Linux系
- Android系
- Windows系
- ios系
などがあります。
しかし、用途によっては専用のOSでないと動作しない可能性もあります。
そのため、買う前に今一度、「何のために使い、どんなOSが必要なのか」を確認しましょう。
対応言語で選ぶ
プログラミング学習で、シングルボードコンピュータを購入する場合には、「対応言語」に気を付けて製品選びをしましょう。
特に、プログラミングの言語には、さまざまな種類があります。
以下を参考に、あなたの目的に合う言語を探してみてください。
【Webサイト作成におすすめ】
- PHP ⇨Webサービス開発
- JavaScript⇨Webページ作成
【アプリ開発・ゲーム開発におすすめ】
- Java ⇨アプリ開発
- Ruby ⇨Webアプリやゲーム開発
- C言語 ⇨OS、システム、IoT関連
- C++ ⇨C言語の拡張版
【人工知能(AI)開発におすすめ】
- Python ⇨データ解析向け
そして、あなたが学習したい言語に対応したシングルボードコンピュータを選んでください。
いくら他の言語に対応していても、あなたが学習したい言語に対応していなければ、意味がありませんから…
高性能シングルコンピュータのおすすめ10選!
高性能シングルコンピュータのおすすめ10選を紹介します。
Raspberry Pi 4 Computer Model B
Raspberry Pi 4 Computer Model Bの仕様・製品情報
参考価格 | 7,280円 |
---|---|
対応OS | Ubuntu / Windows 10 IoT Core |
対応言語 | Python / Java / Scratch / C / C++ |
CPU | ARM Cortex-A72 |
メモリ | 4GB |
ピン数 | 40 |
Raspberry Pi 4 Computer Model Bのおすすめポイント3つ
- 人気のラズパイシリーズの最新版
- Bluetooth接続にも対応
- 安心して使える技適マークあり
Raspberry Pi 4 Computer Model Bのレビューと評価
Raspberry Pi 4 Computer Model Bは、シングルボードコンピュータ界で有名な「ラズパイ」の最新モデルです。特に、Raspberry Pi 3 Model B+と比べて、プロセッサ速度やメモリ性能、接続性が向上しています。
そのため、より高性能なシングルボードコンピュータを、お求めの方にピッタリです。
また、Raspberry Pi 4 Computer Model Bは、性能面では向上していますが、消費電力に関しては、下位モデルと同じくらいです。そのため、これまで通り、24時間つけたままにしていても、そこまで電気代がかかりませんね。
Raspberry Pi Zero WH
次に紹介するおすすめの高性能シングルコンピュータは、「Raspberry Pi Zero WH」です。
Raspberry Pi Zero WHの仕様・製品情報
参考価格 | 3,980円 |
---|---|
対応OS | raspbian (Linuxベース) |
対応言語 | Python / Java / Scratch / C / C++ |
CPU | ARM1176JZF-S |
メモリ | 512MB |
ピン数 | 40 |
Raspberry Pi Zero WHのおすすめポイント3つ
- 技適取得品だから安心して使える
- SDカードやケーブルを接続するだけ
- Wi-Fi、Bluetooth対応
Raspberry Pi Zero WHのレビューと評価
今回紹介するRaspberry Pi Zero WHは、ハンダ付け済み&OSインストール済みのシングルボードコンピュータです。そのため、OSのインストールが手間だと感じる方におすすめですね。
具体的には、届いたRaspberry Pi Zero WHに、付属のSDカードを指し、ケーブルを接続させるだけです。特に、面倒なハンダ付けを事前にしてくれているので、あなたがすることはありません。
しかし、自分でハンダ付けもしたい!って方に、Raspberry Pi Zero WHは不向きですね。
ASUS Tinker Board S
次に紹介するおすすめの高性能シングルコンピュータは、「ASUS Tinker Board S」です。
ASUS Tinker Board Sの仕様・製品情報
参考価格 | 13,200円 |
---|---|
対応OS | Tinker OS (Debianベース) / Android |
対応言語 | 不明 |
CPU | Rockchip RK3288 |
メモリ | 2GB |
ピン数 | 40 |
ASUS Tinker Board Sのおすすめポイント3つ
- オンボード16GB eMMCストレージで抜群の安定性
- 4K動画やHDオーディオに対応
- 低電圧入力検出機能により、電圧トラブルも心配なし
ASUS Tinker Board Sのレビューと評価
ASUS Tinker Board Sは、4K動画やHDオーディオに対応したシングルボードコンピュータです。
特に、ストレージがeMMCのオンボード16GBであり、通常のmicroSDなどと比べて、データ読み込み時間が、格段に短くなります。
そのため、本格的なプログラミング学習や電子工作に挑戦したい!という方におすすめです。
また、ASUS Tinker Board Sは、ケース付きのため、「むき出しの基盤をそのまま使うのに抵抗があるな~」という方でも安心です。いくら高性能でも、基盤自体に傷ついたり破損してしまっては意味がありませんから。
NVIDIA Jetson Nano Developer Kit B01
次に紹介するおすすめの高性能シングルコンピュータは、「NVIDIA Jetson Nano Developer Kit B01」です。
NVIDIA Jetson Nano Developer Kit B01の仕様・製品情報
参考価格 | 14,800円 |
---|---|
対応OS | Linux |
対応言語 | C言語とC++の一部の構文のみ対応 |
CPU | Quad-core ARM A57 |
メモリ | 4GB |
ピン数 | 不明 |
NVIDIA Jetson Nano Developer Kit B01のおすすめポイント3つ
- AI開発向けの性能
- 世界をリードするAIプラットフォームとの互換性あり
- マイクロUSBで電源供給でき、消費電力は5ワットほど
NVIDIA Jetson Nano Developer Kit B01のレビューと評価
NVIDIA Jetson Nano Developer Kit B01は、AI開発向けのシングルボードコンピュータです。
特に、AIに学習させるための計算をはじめとして、画像分類や音声処理など、幅広い面で高性能が体感できます。
そのため、AIの開発をメインに考えている方におすすめですね。
加えて本製品は、マイクロUSBで電源供給でき、消費電力は5ワットほどと、電力効率の良さも魅力の一つです。長時間つけっぱなしを考えている方は、参考にしてください。
micro:bit basic
次に紹介するおすすめの高性能シングルコンピュータは、「micro:bit basic」です。
micro:bit basicの仕様・製品情報
参考価格 | 5,500円 |
---|---|
対応OS | iOS / Android |
対応言語 | Python / JavaScript / Scratch / Swift |
CPU | nRF51822 |
メモリ | |
ピン数 | 不明 |
micro:bit basicのおすすめポイント3つ
- 学校教育を目的として作られた製品
- 遊び感覚でプログラミングが身につく
- プログラミングを教える立場用のレッスンプランあり
micro:bit basicのレビューと評価
micro:bit basicは、プログラミング学習向けのシングルボードコンピュータです。
主に、これからプログラミングを始めたい方、プログラミングを教える立場の人におすすめです。
micro:bit basicは、イギリスの非営利団体が、学校でのプログラミング教育を目的として製造し、無料で配布した背景があります。その後、フィンランド、アイスランド、シンガポールなど、世界中に広まりました。また、micro:bit basicには、小中学校の教師向けのレッスンプランなどもあり、プログラミングを教える立場の方にもおすすめです。
また、プログラミング学習を始めるにあたって、必要だと判断された特別セットになっている点も魅力の一つです。
さらに、micro:bit basicは、SwiftPlaygroundsと連動させながら、Swift言語を学ぶことも可能です。
具体的には、macOS10.15.3以降を搭載した、IpadやMacPCでアプリケーションをインストールし、連動させるだけです。興味がある方は調べてみてください。
日本でのプログラミング学習に備えたい!我が子をエンジニアとして成長させたい!と考えている方は、参考にしてください。
Orange Pi Zero LTS
次に紹介するおすすめの高性能シングルコンピュータは、「Orange Pi Zero LTS」です。
Orange Pi Zero LTSの仕様・製品情報
参考価格 | 7,799円 |
---|---|
対応OS | Android / Lubuntu / Debian |
対応言語 | 不明 |
CPU | AllWinner H2 |
メモリ | 512MB |
ピン数 | 26+13 |
Orange Pi Zero LTSのおすすめポイント3つ
- メジャーどころのOSに対応
- 低動作温度、低消費電力が強み
- 特徴的なWi-Fiアンテナ(技適なしのため使用不可)
Orange Pi Zero LTSのレビューと評価
Orange Pi Zero LTSは、【Android、Lubuntu、Debian】といった一般的なOSに対応しているシングルボードコンピュータです。加えて、Orange Pi Zero LTSはオープンソースであるため、基本的に、幅広い用途で使用できます。
そのため、具体的に〇〇に使いたい!と決まっていない方は、選択肢の1つになるのではないでしょうか。特に、興味関心で柔軟に対応できるOrange Pi Zero LTSは、入門として良いかもしれませんね。
Orange Pi One Plus
次に紹介するおすすめの高性能シングルコンピュータは、「Orange Pi One Plus」です。
Orange Pi One Plusの仕様・製品情報
参考価格 | 4,748円 |
---|---|
対応OS | Android 9 / Ubuntu / Debian / OpenWRT |
対応言語 | 不明 |
CPU | RockchipRK3328 |
メモリ | 1GB |
ピン数 | 13 |
Orange Pi One Plusのおすすめポイント3つ
- 5,000円以下でRAMが1GB
- 電源はUSB typeC
- 冷却ファンを接続するインターフェイスあり
Orange Pi One Plusのレビューと評価
Orange Pi One Plusは、Orange Pi Zero LTSと同様に、オープンソースのシングルボードコンピュータです。加えて、冷却ファンを接続するインターフェイスがあるため、基盤自体の過熱防止にもなります。
そのため、簡易サーバーなどで24時間つけっぱなしを目的としている方におすすめです。
とはいえ、Orange Pi One Plusに接続できる冷却ファンを探す、知識と手間が必要になります。
特に、Orange Pi自体が中華製のため、部品同士の相性の問題も考えられます。
そのため、冷却ファンを取り付ける場合には、ある程度の覚悟をもって挑みましょう。
ODROID XU4
次に紹介するおすすめの高性能シングルコンピュータは、「ODROID XU4」です。
ODROID XU4の仕様・製品情報
参考価格 | 13,868円 |
---|---|
対応OS | Ubuntu / Android |
対応言語 | 不明 |
CPU | Samsung Exynos5422 |
メモリ | 2GB |
ピン数 | 不明 |
AODROID XU4のおすすめポイント3つ
- 過熱を防ぐ冷却ファン搭載
- Raspberry Pi 3より高性能
- ”2GBのRAM容量
ODROID XU4のレビューと評価
ODROID XU4は、シングルボードコンピュータでは珍しい、過熱防止に効果のある、冷却ファンが搭載されています。
そのため、WebサーバーやNASなどで、長時間の使用が確定している方におすすめです。
また、ODROID XU4は、RAM容量が2GBと容量が多く、ある程度負荷のかかる作業にも、対応してくれるかもしれません。しかし、動作内容によってはRAM性能だけ良くても意味がない場合もあります。ですから、あなたが目的に耐えられる性能なのか、事前に確認しましょう。
LattePanda 4GB/64GB
次に紹介するおすすめの高性能シングルコンピュータは、「LattePanda 4GB/64GB」です。
LattePanda 4GB/64GBの仕様・製品情報
参考価格 | 27,199円 |
---|---|
対応OS | Linux |
対応言語 | Python / C / C ++ / Java / Perl / Ruby |
CPU | Intel Atom x5-z8350 |
メモリ | 4GB |
ピン数 | 20 |
LattePanda 4GB/64GBのおすすめポイント3つ
- 本格仕様の高性能SBC
- さまざまな用途に使えるオールラウンダー
- 最大2TB接続可能なmicroSDカードスロット
LattePanda 4GB/64GBのレビューと評価
LattePanda 4GB/64GBは、一般的なパソコンと同等のスペックを搭載するシングルボードコンピュータです。また、最大2TBまで差し込み可能なカードスロットもあり、ストレージ容量に困ることもありませんね。
そのため、本格的にアプリ開発やIoT機器、AI学習を目的としている方におすすめです。
また、LattePanda 4GB/64GBは、LinuxOSに対応しており、基本的なプログラミング言語をカバーしています。具体的には、【Python、C、C ++、Java、Perl、Ruby】などがあり、アプリ開発からAI開発まで、エンジニア向けの言語ばかり。
将来、エンジニアを目指したい方は、候補の一つに入れても良いのではないでしょうか。
Banana Pi BPI R64
次に紹介するおすすめの高性能シングルコンピュータは、「Banana Pi BPI R64」です。
Banana Pi BPI R64の仕様・製品情報
参考価格 | 10,998円 |
---|---|
対応OS | OpenWRT / Android / Ubuntu / Debian / Armbain |
対応言語 | 不明 |
CPU | MediaTek MT7622、1.35GHZ 64ビットデュアルコアARM Cortex-A53 |
メモリ | 1GB |
ピン数 | 40 |
Banana Pi BPI R64のおすすめポイント3つ
- 自作のルーターで遊べる
- NASをはじめとした、幅広い用途に活用できる
- ラズパイに負けず劣らずの高性能
Banana Pi BPI R64のレビューと評価
Banana Pi BPI R64は、自作ルーターの構築に特化したシングルボードコンピュータです。
また、価格的にもスペック的にも、有名な「ラズパイシリーズ」に近いものがあります。
そのため、自作のルーター構築に興味がある方におすすめです。
その他、Banana Pi BPI R64の具体的な活用方法には、
- NASサーバー
- スマートホームコントロールゲートウェイ
- ネットワークキャッシュサーバー
- 工業用ネットワーク集約サーバー
- ホームオートメーション
などがあげられます。参考にしてください。
ライターあとがき
今回は、シングルボードコンピュータについての基本知識をはじめとして、高性能なモデルの選び方などを解説してきました。
結論としては、本格的にプログラミング学習を始めたり、AI開発などしたりする場合は、より高性能なモデルが必要です。しかし、そうでない場合や、入門的に購入を考えている方は、お試しで買って、触れてみることが、大切なのではないでしょうか。
この記事が、あなたのシングルボードコンピュータ選びの、参考になれば幸いです。
最近のコメント