マウスいらずでパソコンでイラストをきれいに描くことができる液晶タブレット(液タブ)ですが、さまざまなメーカーから販売されているため、どのような液タブを購入すれば良いのかわからない方もいると思います。
そこでこの記事では液タブのを購入する前に注意したいポイントや価格帯などを解説していきます。
人気おすすめの液タブ10選も紹介していくので、液タブを購入しようとしている方はぜひ参考にしてみてください。
まずは液タブ(液晶タブレット)について知ろう!
ここでは液タブの基本情報について解説していきます。
以下の項目に沿って解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
- 液タブとは?
- 液タブの価格帯
- 液タブはこんな方におすすめ!
液タブとは?
液タブとは専用のペンを直接液晶の上に置いて使うタイプの描画ツールで、画面上にそのまま線を描いたり、お絵かきや3Dモデリングをしたりといったことができるものです。
基本的には液タブ自身をパソコンに接続してもう1つのディスプレイといった形で使用しますが、最近ではワコムからOS搭載型の、パソコン不要のタイプの液タブも出てきています。
液タブの価格帯
液タブの価格帯は3万円〜30万円程度となっています。
価格帯によって異なってくるのはサイズ、筆圧、遅延の大小などで、特に筆圧や遅延の大小で描画の際の感覚がかなり変わっていきます。
筆圧の段階が大きければ大きいほど、また遅延が小さければ小さいほど値段が高くなっていきます。
またサイズも価格によって比例して大きくなる傾向にあり、一番小さいサイズでは13インチ程度、紙で例えるとA4用紙ほどの大きさになります。
液タブはこんな方におすすめ!
液タブは今までアナログで絵を描いてきたが、これからデジタルで書きたい、またタブレット等で直接絵を描いていたが、もっとこだわって絵を描いてみたい、といった方におすすめです。
液タブは画面に向かって直接筆を走らせるのが最大の特徴の一つです。
これはアナログで描いていたのと同じような体制で書くため、違和感をあまり感じずにデジタルに移行することができます。
また遅延や筆圧も一般的なタブレットよりも性能がいいため、紙と似たような感覚で絵を書くことができます。
安い液タブを選ぶ際の注意点
ここでは安い液タブを選ぶ際の注意点を解説していきます。
安さにこだわって液タブを購入しようとしている方はぜひ参考にしてみてください。
- サイズに注意しよう!
- 筆圧に注意しよう!
- 遅延に注意しよう!
サイズに注意しよう!
液タブは基本的にパソコン等とセットで使うため、現在のパソコンを使用しているスペースにプラスで場所を取ります。
しっかりと液タブをおけるスペースがあるかどうか確認してください。
また液晶という構造上、液晶のサイズに比例して値段が高くなってしまうため、どうしても安い液タブは液晶画面が小さくなってしまいます。
更に液タブのサイズはファンクションキーや周りの縁のサイズも入れた値のため、実際の作業領域は表記されたサイズよりも小さくなってしまいます。
ここも注意するべきポイントです。
筆圧に注意しよう!
筆圧とは液タブがどれくらいの感度で筆を読み取れるかということになります。
液タブの場合、筆圧レベルは8192、4096、2048、1024といった段階で下がっていき、先程も説明したとおり筆圧レベルが高いほど値段が上がっていきます。
そのため安い液タブを選ぶと筆圧の選択肢が少なくなってしまう、ということになってしまうのです。
どれくらいの筆圧の感度を使用するかは書く絵のレベルによって変わってきますが、趣味程度であれば2048段階ある液タブを選べば問題ないでしょう。
応答速度に注意しよう!
応答速度とは、液晶が今の色から次の色に変わるまでにどの程度時間が経過するかを示したものです。
液タブの場合は実際に自分がペンを動かしてから液晶に筆跡が残るまでどのくらいタイムラグがあるかを示した値となります。
この値が小さければ小さいほど色を塗ったり線を引いたりといったペンの動きと画面の表示の速さのズレが出てくることになります。
小さいものでは1ms等の機種もありますが、すごく速くなければいけないというほどではありません。
25ms程度あればそれほど問題ないでしょう。
とにかく安い液タブ人気おすすめ10選!
ここではとにかく安い液タブを10選紹介していきます!
サイズや筆圧など、さまざまなスペック・値段の液タブを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
Parblo Coast10 10.1インチ グラフィックモニター
Parblo Coast10 10.1インチ グラフィックモニターのおすすめポイント3つ
- とにかく安い
- 2048段階の筆圧
- コンパクトな画面
Parblo Coast10 10.1インチ グラフィックモニターのレビューと評価
こちらの液タブは実売2万円台と、液タブの中でも最安クラスの液タブとなっています。
しかし、全く実用的ではないかというとそのようなことはなく、筆圧も2048段階としっかりした筆圧で絵を書くことができます。
また本体は10インチほどととても小さく、接続もUSBケーブルで行われるため、持ち運びにも向いている機種となっています。
XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズ 12インチ
XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズ 12インチのおすすめポイント3つ
- 実売3万ほどの価格
- フルHD液晶
- 8192段階の筆圧
XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズ 12インチのレビューと評価
この商品は実売3万円ほどと非常に安い液タブですが、性能は上位機種に迫るものもあり、非常にコストパフォーマンスの良い機種となっています。
特筆すべきなのが12インチの画面にフルHDの高解像ディスプレイを搭載している点。
これによって普段見ている液晶にそのまま描いているように絵を書くことができます。
また、筆圧も8192段階と申し分ないのも魅力的です。
XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズ IPSディスプレイ
XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズ IPSディスプレイのおすすめポイント3つ
- 15.6インチの液晶
- 3万円台の価格
- 充実したサポート
XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズ IPSディスプレイのレビューと評価
こちらの商品は、先程紹介したXP-Pen 液晶タブ Artistシリーズ 12インチの液晶が15.6インチになったものです。
サイズは大きくなったものの価格はそれほど変わらず、実売3万円台でより大きな液タブを使うことができます。
もちろん性能は変わらないので、上記の製品と同じ使用感で使うことができます。
また、日本語サポートに対応しており、困ったときに問い合わせができるのも大きなポイントです。
HUION Kamvas Pro12 液タブ傾き検知機能付き
HUION Kamvas Pro12 液タブ傾き検知機能付きのおすすめポイント3つ
- 3万円を切る値段
- 傾き検知機能搭載
- Adobe RGB 92%対応
HUION Kamvas Pro12 液タブ傾き検知機能付きのレビューと評価
この商品は実売3万円を切る値段で唯一、ペンの傾き検知機能がついています。
これによって非常に滑らかに線を描画することができ、アナログの書き方とあまり変わらずに非常に滑らかなペンタッチを実現していることが特徴です。
またAdobe RGBの色域に92%対応しており、他のディスプレイで見ても色の変化があまりありません。
11.6インチとサイズは小柄ですが、上位機種と遜色ない書き心地を実現した液タブです。
GAOMON 液晶ペンタブレットPD1560 15.6インチIPS
GAOMON 液晶ペンタブレットPD1560 15.6インチIPSのおすすめポイント3つ
- 15.6インチの大画面
- IPSパネルで広い視野角
- 3万円台の価格
GAOMON 液晶ペンタブレットPD1560 15.6インチIPSのレビューと評価
こちらの液タブは実売3万円台と安い価格ながら、15,6インチと広い画面を持ち、更にIPS液晶で視野角が非常に広いことが特徴です。
更に筆圧は8192段階と申し分ない性能で、遅延も25msと問題のない数値となっており、実際の使用感も滑らかにペンを走らせることができ、しっかりと使うことができます。
アマゾンのレビューも350件以上ある、安心して購入するこのできる液タブです。
XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズ
XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズのおすすめポイント3つ
- 傾き検知機能付き
- 15.6インチの大画面
- 筆圧8192段階の高性能
XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズのレビューと評価
この製品は15.6インチの傾き機能付き液タブ。
機能やサイズも十分に揃っていながら実売は4万円台とかなり安いものとなっています。
筆圧も8192段階の高い性能を持っており、またディスプレイはフルHD高解像かつ、通常使用色域であるsRGBに120%対応するなど、日常使用において問題の無い性能を誇っています。
Huion 液晶ペンタブレットGT-191
Huion 液晶ペンタブレットGT-191のおすすめポイント3つ
- 19.5インチの広大な画面
- 十分な液晶性能
- 実売4万円代の価格
Huion 液晶ペンタブレットGT-191のレビューと評価
こちらの液タブの1番の魅力はなんと言っても液晶画面の広さです。
19.5インチとA3用紙レベルの十分な作業領域を持つため、大きな絵でも非常に描きやすい画面になっています。
また画面は大きいですが十分な性能を持っており、sRGBの色域にしっかりと対応し、さらにIPS液晶を搭載しているためどの角度からでもしっかりと液晶が見れる、非常にしっかりした機能を持つ液タブとなっています。
【Amazon.co.jp限定】ワコム 液タブ 液晶ペンタブレット Wacom Cintiq 16
【Amazon.co.jp限定】ワコム 液タブ 液晶ペンタブレット Wacom Cintiq 16のおすすめポイント3つ
- 安心と信頼のワコム製
- 快適な書き心地
- 15.6インチの広々とした画面
【Amazon.co.jp限定】ワコム 液タブ 液晶ペンタブレット Wacom Cintiq 16のレビューと評価
この商品は液タブでは圧倒的に信頼性の高いワコム製品です。
そのブランドに恥じることなく、ペンの追従の正確性、ペンを走らせたときの滑らかさは他のメーカーが追従できない別次元の性能を持っています。
価格は6万円とエントリーモデルの中ではかなり高価な価格設定となっていますが、他の追従を許さない圧倒的な書き心地を味わうことができます。
ワコム 液タブ 液晶ペンタブレット 21.5インチ
ワコム 液タブ 液晶ペンタブレット 21.5インチのおすすめポイント3つ
- 安心と信頼のワコム製
- 21.5インチの大画面
- 滑らかな描き心地
ワコム 液タブ 液晶ペンタブレット 21.5インチのレビューと評価
こちらも液タブトップシェアを誇るメーカー、ワコムの製品です。
21.5インチという大画面を持った製品なので大きな絵もしっかりと描くことができ、また傾き機能の搭載、1gからの重量検知等、筆感知の面ではワコムというブランドの名の通り、非常に快適な描き心地を実現しています。
値段は10万円ほどと張りますが、5年、10年と長い間しっかりと使える液タブです。
ワコム Windows10搭載 液タブ
ワコム Windows10搭載 液タブのおすすめポイント3つ
- OS搭載
- 最大手ワコム製
- 無線で使用可能
ワコム Windows10搭載 液タブのレビューと評価
この商品はワコムから出ている、Windows10が搭載されているパソコン不要な液タブとなっています。
内部にcorei5CPUが搭載されており、通常パソコンに繋げて使う従来の液タブと違い無線で使うことが可能です。
全く新しいタイプの液タブとなっています。
また性能はワコムの名に恥じない非常に高性能な物となっており、非常に快適な描き心地を実現しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人気おすすめの液タブ10選や価格帯などを紹介していきました。
購入する前に注意したいポイントなども解説したので、ぜひこの記事を参考に自分にぴったりな液タブを見つけてみてください。
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