ネットワークに接続することができるハードディスクであるNASですが、1つのデータを異なる複数のデバイスで共有することができます。
そんなNASですが、どのようなものを選べば良いのかわからない方も多いはず。
そこでここでは、NASの価格帯や選び方について解説していきます。
人気おすすめのnasも紹介していくので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
まずはNAS(ネットワークハードディスク)について知ろう!
ここではNAS(ネットワークハードディスク)の基本情報について解説していきます。
以下の項目に沿って解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
- nas(ネットワークハードディスク)とは?
- nas(ネットワークハードディスク)の価格帯
- nas(ネットワークハードディスク)はこんな方におすすめ!
NAS(ネットワークハードディスク)とは?
NASとは、一言でいうと「LANに接続できるハードディスク」のことです。
ハードディスクの役割を果たすので、パソコン本体の容量が少ない方でも使用することができますし、同じLANを使用している方たちとハードディスクの内容データを共有することが可能です。
サーバーとの違いとしては、あくまでもハードディスクなのでサーバーとなるパソコンがいらないこと。
またクラウドとの違いとしては完全に個人のディスクで、他の人と保存場所を共有していないので、情報漏洩をしにくいという利点があります。
NASを導入するメリット
NASのような大規模情報保存サービスは、以前は法人用がメインでしたが、最近は家庭でも導入する方が増えてきています。
そのメリットとして、家族で何台もデバイスを持つようになったこと。
仕事用のパソコン、家族で共有するパソコン、スマホ、タブレットなど、人数よりも多くのデバイスを持つことも珍しくありません。
その中で、家族だけで共有する写真や音楽データなどを保存しておけば、すぐアクセスすることが可能です。
NAS(ネットワークハードディスク)の価格帯
NASはそれほど高価ではなく、Amazonなどでは安いものでは10,000〜20,000円台のものが多くあります。
高くても5万円までのものがほとんど。容量や対応するデータファイル、対応デバイス(スマホ、パソコン、OS)などによって価格が左右されるので、自分が持っているデバイスがどのようなものなのかをあらかじめ計画しておくと良いでしょう。
また、Wi-Fiルーターや無線LAN環境と一緒に購入すると安くなるサービスもあるので、そちらと合わせることを検討してみると良いかもしれません。
NAS(ネットワークハードディスク)はこんな方におすすめ!
NASを導入するのがおすすめなのは、大量のデータを維持管理する必要がある方で、尚且つそれを複数デバイスで共有したい方。
ただ、nasはあくまでも同じLAN内での情報共有なので、外出先で使用するには設定の変更が必要になります。
家庭内や同一オフィス内など限られた場所で使用する場合におすすめです。
ただ、クラウドなどと違ってデータはHDDが持ち出されない限り漏洩しないので、機密情報などを保存することも可能になります。
NAS(ネットワークハードディスク)の選び方
ここではNAS(ネットワークハードディスク)の選び方を解説していきます。
NAS(ネットワークハードディスク)を購入しようとしている方はぜひ参考にしてみてください。
- 家庭用:機能面
- 法人用:HDD容量
- RAIDの使用について
家庭用:機能面
まず家庭用で導入することを検討している方は、機能面を重視すると良いでしょう。
ストレージ容量のみならず、動画や写真に使われる拡張子に対応している、またiTunesなど音楽ダウンロードサイトやテレビの録画機能と連携をしているなどの多機能のものを選ぶとおすすめです。
パソコンのみならずスマホやタブレットからアクセスできるような機能を有していると、便利かもしれません。
新しくLAN環境を整える方は、ルーターと会社を揃えるのも良いでしょう。
法人用:HDD容量
さまざまな種類のデータを保存する家庭用に比べ、法人用はとにかくたくさんのデータを保存するためストレージの容量と、容量比でのコスパを重視すると良いでしょう。
また、複数台のパソコンから同時にアクセスすることも十分考えられるので、情報通信速度や、ハードディスクの強度に定評があるものから選んだ方が良さそうです。
また外部からのアクセスがしにくいようセキュリティ面でもサポートがある商品から選ぶことをおすすめします。
RAIDの使用について
HDDを用いるNASの弱点として、HDDが物理的に破損してしまったら中のデータも破損して取り戻せないということが挙げられます。
バックアップを取るという方法もあるのですが、それでは大事なデータなどの保存に不安が残るでしょう。
そういった時に使えるのがRAIDというモードで、複数のHDDを組み合わせて仮想的な一つのHDDとして認識させ、運用することにより、一つのHDDにトラブルが発生してもサポートできるという利点があります。
使用するHDDの数はベイと呼ばれ、RAIDの種類によって必要なベイ数は異なってきますが、家庭や小規模ビジネスの場合最も一般的なのはRAID1(2ベイ以上のストレージに、同じ内容を書き込む方法)です。
NAS(ネットワークハードディスク)人気おすすめ10選!
ここではアマゾンにあるおすすめのnas(ネットワークハードディスク)を紹介してください!
TerraMaster F2-210
TerraMaster F2-210のおすすめポイント3つ
- PC/スマホ/タブレット対応
- 日本語サポート対応
- 16TBのHDD2台対応
TerraMaster F2-210のレビューと評価
最初に紹介するのは、2つのHDDが使用できるこちらのnasです。
クアッドコアCPUと、ギガビットLANの接続端子を備えています。
クラウドなど4種類のバックアップ方法に対応しているので、いざというときでも安心。
初期設定も専用アプリですぐできるので、家庭や個人使用で自動バックアップに使うNASとしてはおすすめできると言えるでしょう。
BUFFALO LS210D0210G
BUFFALO LS210D0210Gのおすすめポイント3つ
- 導入マニュアルとスマホアプリ
- テレビ番組の録画対応
- WebAccess機能
BUFFALO LS210D0210Gのレビューと評価
次に紹介するのは、テレビ番組やiTunesにも対応しているこちらのNASです。
この機種は2TBのものですが、4TBまでラインナップがあり、それほど値段も変わらないのがおすすめポイント。
WebAccess機能を利用して、設定をしておけば外からでも保存データにアクセスすることができるので、外出先でもスマホで利用できます。
可もなく不可もない及第点のnasと言えることでしょう。
I-O DATA HDL-AA3
I-O DATA HDL-AA3のおすすめポイント3つ
- デュアルコアCPU採用
- 3年間保証機能付き
- ルーターとのセット品も
I-O DATA HDL-AA3のレビューと評価
こちらのNASは業務用としても使えるよう、デュアルコアCPUにて高速通信にこだわり、書き込み・読み込みも他の製品より速いというのが特徴です。
こちらもいくつか容量でラインナップがありますが、この3TBが最もコスパが良いようです。
USB端子が2つついているので、外付けHDDやプリンタと接続することも可能です。
データ件数に上限があるのでそこだけ注意が必要です。
Synology DS218j
Synology DS218jのおすすめポイント3つ
- nasキットと初心者ガイド付き
- 512MBメモリ
- HDDは別づけ
Synology DS218jのレビューと評価
こちらの商品は、NASキットと初心者向けのガイドをセットにした商品で、初めて使う方でもセットアップがやりやすいようになっています。
HDDは別売りのものを使用する必要があるのでそこだけ注意が必要ですが、最大16TBまで接続できるので、使用頻度によって変更することができます。
もし万が一故障した場合でも、HDDだけ取り外してUSB接続にすることも可能となります。
QNAP TS-231P
QNAP TS-231Pのおすすめポイント3つ
- USBポートが3箇所ある
- HDDまたはSSD
- データ復元できるスナップショット機能
QNAP TS-231Pのレビューと評価
こちらの商品は、豊富なアプリで外出先からでもNASデータにすぐアクセスできるようにしてあるのが特徴です。
iTunesサーバーやTime Machineにも対応しているので、Macユーザーでも対応しています。
スナップショット機能(ファイルの履歴から復元できる機能)も使える割にはコスパの良い機種なので、うっかりを無くしたい方にはおすすめできます。
BUFFALO LS220DN0202B
BUFFALO LS220DN0202Bのおすすめポイント3つ
- RAID機能搭載
- 高品質HDD
- 3年保証
BUFFALO LS220DN0202Bのレビューと評価
こちらの製品は、上で紹介したRAID機能が搭載されており、最大HDD容量も6TBと多いので、絶対になくしたくないデータがある方、大量のデータをNASに保存したい方におすすめです。
保証が3年と長いので、家電量販店での保証を別につける必要がないこと、またHDDが故障してもそれだけ交換できることは初めて使う方にも心強いでしょう。
I-O DATA HDL-T2NV
I-O DATA HDL-T2NVのおすすめポイント3つ
- スマホ・タブレットにも繋がる
- 初めての方でも安心、「かんたん設定」
- パソコン用バックアップソフト無償搭載
I-O DATA HDL-T2NVのレビューと評価
鮮やかな限定ブルーが印象的なこちらの商品は、サイズとしては小型のタブレット程度で、初心者向けの商品となっています。
「かんたん設定モード」が搭載されておりセットアップも可能です。また、Remote Link Filesというアプリをスマホに入れることで、外出先からでも写真などのデータをアップ&確認することができます。
パソコン用バックアップソフト「Acronis True Image 2015 Personal」も使用できるのが利点です。
Western Digital WD20EFAX
Western Digital WD20EFAXのおすすめポイント3つ
- 1〜8ベイのnasシステムを構築可能
- 容量も1TB~14TBまで選べる
- 家庭及び中小ビジネス対象
Western Digital WD20EFAXのレビューと評価
こちらのnasはとにかくベイ数を色々選ぶことができるので、RAIDの種類を考えながら構築することができます。
特に、容量と高速通信を考えるRAID5を検討する方はおすすめ。
それでいて消費電力と低温化にこだわり、24時間365日使っていても壊れにくいことを目指しています。
Nasとテレビ、オーディオと接続することができるので、家庭用や小規模ビジネスにもおすすめです。
ASUSTOR AS5304T
ASUSTOR AS5304Tのおすすめポイント3つ
- Dual 2.5 GbE
- 4 GBのDDR4 RAMが搭載
- ゲーミングデバイスに最適
ASUSTOR AS5304Tのレビューと評価
こちらはライブストリーミングやコンテンツクリエイターの方におすすめのNASです。
特にゲームの進行を妨げることなく4Kの映像もスムーズに流せるので、Youtuberなどにもおすすめ。
多彩なバックアップシステムやスナップショットなどでデータの破損や消失も防げます。
HDDを別に買うことが必要ですが、セットアップが簡単なのもおすすめポイントです。
I-O DATA ビジネスNAS
I-O DATA ビジネスNASのおすすめポイント3つ
- 24時間見守り「NarSuS」
- ハード、ソフト、サポートで安心
- ビジネスnasにおすすめ
I-O DATA ビジネスNASのレビューと評価
最後に紹介するのは、こちらのビジネス向けのNASです。
容量とドライブのベイ数を選ぶこともできますし、I-O DATA自体がデスク周りの商品をたくさん販売しているので、互換性のある関連商品を販売していることや、24時間見守りサービス「NarSuS」を導入するなどアフターケアにもこだわっています。
3年保証と、頼れる有償保証もついています。
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