あなたはゲームをするときヘッドセットとイヤホンのどちらを使ってプレイしていますか?ゲームの音を聴くためのデバイスとしてはゲーミングヘッドセットが主流で、家電量販店やamazonを見てもゲーミングイヤホンは数が少ないです。
しかし不思議なことに、プロゲーマーが多く集まる大会を見たり、YouTubeやTwitch配信を見たりすると意外なことにゲーミングイヤホンを使っている有名選手が多くいます。そこで、本記事ではゲーミングイヤホンの魅力・選び方・オススメ機種を紹介します。
この記事を読んでわかること!
- ヘッドセットではなく、なぜプロはゲーミングイヤホンを使うのか?
- ゲーミングイヤホンがヘッドセットに負けているのはどんなところか?
- プロも使うおすすめゲーミングイヤホン3選
コスパ良好なおすすめのBluetoothヘッドホンをメーカー別、用途や目的別に紹介します。メーカーはSONY、Dylan、BOSE、JBLなど、価格帯は5000円以下の安いモデルから高級なハイエンドモデルまで、その他ノイズキャンセリング機能搭載、テレビや映画の視聴に最適なヘッドホンなど、幅広く紹介します。
プロゲーマーはなぜイヤホンを使う?
プロゲーマーの方々は小さなゲームサウンドの音も拾ってゲームを行っています。ほんの些細な音も、ゲームの攻略のヒントや勝つためのポイントになりうるのです。
また、プロのゲーマーの大会でイヤーマフをしている選手を見たことはありませんか?上位のプロゲーマーの集まりでは、たった一秒の反射の差で勝敗が決まってしまうこともあります。
そのため、プロゲーマーの世界では耳への音の入りと遮音性が重要課題になってくるのです。
耳の中に入っているイヤホンからゲームで発生する音を取りこぼすことなく耳に入れることで、最速でゲームに対応できるのです。
そのため、多くのプロゲーマーはイヤホンをしているのです。
イヤホンとヘッドセットの違い
ゲーミングイヤホンとヘッドセットは使い心地が大きく異なりますが、その使用感の差はサイズの違いによるものが大きいです。使う環境や音を聴くデバイスに何を求めるのかで、どちらがオススメか変わりますが個人的には圧倒的にイヤホンをオススメします。
ザックリとした比較表は以下のとおりです。
イヤホン | ヘッドセット | |
遮音性 | ○ | △ |
定位感 | △ | ○ |
マイク | △ | ○ |
装着感 | ○ | × |
取り回し | ○ | × |
価格 | ハイエンド機:× エントリー機:○ |
ハイエンド機:○ エントリー機:× |
イヤホンとヘッドセットを比較すると、一番の違いは遮音性です。ヘッドセットは耳を覆い被せるようにイヤーパッドを装着しますが、耳とドライバー(スピーカーみたいなもの)に若干とはいえ距離があるので外の音も入り込みやすくなります。それに比べるとイヤホンは、耳の中にドライバーを入れるので外音が入りにくいです。
そのため、騒がしい会場でプレイするプロゲーマーやファン音がうるさい高性能ゲーミングPCを使っている配信者はイヤホンを使うことが多いです。また、イヤホンはヘッドセットと違って、頭を覆うこともないので配信向きな上、重量も軽くて長時間の装着に向いているのでプロゲーマーに好まれます。
もし、環境音が気になる・長時間ゲームをする・気軽に使いたいという人は断然ゲーミングイヤホンがオススメです。
一方で、静かな環境でプレイする・高い性能のマイクが絶対にほしい・ヘッドホンの装着感に慣れているという人はヘッドセットを買っても後悔しないでしょう。
プロゲーマー愛用おすすめイヤホンメーカー一覧
ゲーム用に開発されているゲーミングヘッドセットと違い、ゲーミングイヤホンは音楽用との境界が曖昧なので信頼できるメーカーのモノをしっかりと選ぶ必要があります。
そこで、プロゲーマーも愛用するゲーミングイヤホンメーカーを3つご紹介します。
- Razer
- JBL
- ROCCAT
Razer
Razerはいわずとしれた総合ゲーミングデバイスメーカー。マウスやキーボードはもちろん、ゲーミングPCやゲーミングスマホまで発売している「ゲーミング」の第一人者です。社是は「For Gamers. By Gamers.」で、とにかくゲーマー最優先のモノ作りが信条。
そんなRazerは当然、ゲーミングイヤホンも発売しています。ゲームプレイで重要な定位感の重視を重視していますし、イヤホンには搭載していないことも多いマイクをほとんどの製品で搭載していてゲームに最適。メーカーに悩んだらRazerを買っておけば間違いないです。
JBL
JBLは1946年に設立されたアメリカの会社で、スピーカーやヘッドホンから映画館やスタジアム、プロの録音スタジオの音響も手がけるオーディオ界では超有名な会社です。そんなオーディオのノウハウを蓄積し続けたJBLが、ゲーミングデバイス界にも参入しました。
今はヘッドセットがメインの品ぞろえですが、イヤホンも発売しており今後が楽しみなメーカーです。
ROCCAT
ROCCATはドイツのゲーミングデバイスメーカーで、ゲーミングオーディオにも力を入れています。ヘッドセットでは7.1chサラウンド対応の機器もあるほど音にこだわっており、イヤホンもドライバーが大きく迫力のある音質でゲームを楽しめるモデルもあります。
RazerやJBLほど有名な会社ではないですが、プロゲーマーのスポンサーをしていたりゲームにかける情熱は間違いない会社です。ちなみに、ROCCATの社長はRazer出身でもあります。
ゲーミングイヤホンの選び方
ヘッドセットではなくてイヤホンを買うと決心をしても、適当に「ゲーミング」と名のついているものを買ってはいけません。ゲーミングイヤホンと名前がついているわりに全くゲーム向きでないモノもあれば、音楽用イヤホンなのにゲーム専用かと思うほど相性がいいモノもあります。
ゲーミングイヤホンを購入する時は、以下の3つを抑えておけば大丈夫です!
なお、大前提としてゲーム目的でイヤホンを買う時は、ゼッタイ「有線」にしてください!最近は無線イヤホンが主流になりつつありますが、ことゲームをやる上では無線特有の遅延によって敵よりも不利になってしまいます。
- 遮音性の高いイヤホンを選ぶ
- 定位感の良いイヤホンを選ぶ
- マイクの有無で選ぶ
遮音性の高いイヤホンを選ぶ
ゲーミングイヤホンがヘッドセットに勝る一番の特徴は、遮音性の高さです。イヤホンを選ぶときはこの優位性をしっかり保つためにも、必ず「カナル型」を選びましょう。カナル型のイヤホンは、音が出るドライバー部分を耳に入れる構造なので耳とイヤーチップが密着し、外の音が入りにくくゲーム音に集中できます。
カナル型以外にも、耳に引っ掛けるだけのインナーイヤー型というタイプもありますが、遮音性が全然ないので正直オススメできません。敵の些細な音も聞き逃さないためにも、オススメは「カナル型」です。
定位感の良いイヤホンを選ぶ
定位感。聞き慣れない言葉だと思いますが、カンタンに言うと「『ある音』がゲーム空間のどこから鳴っているかをいかに正確に表現できているか」を指します。
定位感が良いイヤホンは、数十m離れた左斜め前から敵の足音がするといったように、音を聴くだけで敵の位置がわかります。反対に定位感が悪いイヤホンは、敵の足音がしてもどの辺りから来るのかイマイチわからないことがあります。
これはAPEXやフォートナイト、PUBGのようなFPSゲームをプレイしている人ならよく分かると思いますが、音で方向がわかるというのは勝つためには大事な要素です。
ヘッドセットは安いモノでも定位感の良い製品が多くあります。それもあってか、イヤホンはヘッドセットに比べて定位感が悪いなんて言われていますが、モノさえしっかり選べば全然そんなことはありません。
選ぶといってもなんだか難しそうな定位感ですが、このあとのおすすめイヤホン10選では定位感バッチリの製品ばかり選んでいるので安心してくださいね。
マイクの有無で選ぶ
格闘ゲームやDBDのようなボイスチャットのないゲームをプレイする場合は気にする必要ないですが、イヤホンにはマイクが付いていないモノも多いです。APEXやフォートナイト、PUBGといったチームでボイチャ連携が必須なゲームをプレイするのであればマイク付きイヤホンを買うか、マイクを別で用意する必要があります。
マイクが付いているイヤホンでも、口元までマイクが伸びているゲーミングヘッドセットに比べると音質は負けてしまいますので、マイク音質を重視する人も別に用意をしたほうがいいでしょう。
プロゲーマーに使用されるゲーミングイヤホン3選!
SHURE SE215 Special Edition
SHURE SE215 Special Editionの仕様・製品情報
タイプ | カナル型 |
---|---|
重量 | 139g |
マイク | なし |
接続方式 | 有線 |
ケーブル長 | 116cm |
SHURE SE215 Special Editionのおすすめポイント3つ
- プロゲーマーもこぞって使う定位感の良さ
- 電車内でもプレイ出来るくらいの遮音性の高さ
- シュア掛けによるタッチノイズのなさ
SHURE SE215 Special Editionのレビューと評価
SHURE SE215 Special EditionはプロゲーマーのStylishNoob選手も使っているイヤホンです。もともと、ゲーミングではなく音楽用イヤホンとして作られたSE215ですが、定位感・遮音性の良さから多くのプロゲーマーや配信者に選ばれています。
APEXやフォートナイト、VALORANTといったFPSゲームを定位感が良いイヤホンでプレイすると、敵がどの方向・どれくらいの距離にいるのかリアルに把握でき、ゲームを有利にすすめることができます。また、遮音性も高いため、ゲーミングPCのファンやにぎやかな大会でもプレイに集中できるのが利点です。しかし、装着にコツがいるので、慣れるまでは装着するのに時間を要するのが難点です。
Bose QuietComfort 20
次に紹介するプロゲーマー使用のイヤホンは、「Bose QuietComfort 20」です。
Bose QuietComfort 20の仕様・製品情報
タイプ | インナーイヤー |
---|---|
重量 | 44g |
マイク | あり |
接続方式 | 有線 |
ケーブル長 | 130cm |
Bose QuietComfort 20のおすすめポイント3つ
- ノイズキャンセリング搭載でインナーイヤー型なのに遮音性バツグン
- 足音が最も聞こえやすいとまで言われる異常な定位感のよさ
- 装着感は耳に置いているだけの感覚で、長時間装用もラクラク
Bose QuietComfort 20のレビューと評価
Bose QuietComfort 20は、ノイズキャンセリングの名門BOSE社が2013年に発売したイヤホンです。入れ替わりの激しいガジェット製品なのに、なぜ9年も前の製品がランクインしているかというと定位感の良さがあまりにも良すぎるからです。
APEXやフォートナイト、VALORANT、PUBGのようなFPSゲームにおいて定位感は生命線です。定位感が悪い=敵がどこから来るかが把握できず、ゲーム内での死に直結します。そのため、プロゲーマーや配信者は定位感の良いイヤホンを好んで使うのです。
Twitterフォロワー42万人の有名元プロゲーマーの釈迦さんもBose QuietComfort 20を使っているくらいなので、性能は間違いありません。
ただし、ケーブルの根本にノイズキャンセリング回路が入っている薄いボックスがあり、取り回しはあまり良くないです。このボックスのバッテリは16時間しか持たず、ノイズキャンセリングがオフになると音質がかなり悪くなるため、欠かさず充電をする必要があるのが面倒です。
Razer Hammerhead Duo
次に紹介するプロゲーマー使用のイヤホンは、「Razer Hammerhead Duo」です。
Razer Hammerhead Duoの仕様・製品情報
タイプ | カナル型 |
---|---|
重量 | 17g |
マイク | あり |
接続方式 | 有線 |
ケーブル長 | 120cm |
Razer Hammerhead Duoのおすすめポイント3つ
- 中低音の担当するダイナミックドライバーと高音担当のBAドライバーのハイブリッド構造
- 足音が最も聞こえやすいとまで言われる異常な定位感のよさ
- 装着感は耳に置いているだけの感覚で、長時間装用もラクラク
Razer Hammerhead Duoのレビューと評価
Razer Hammerhead Duoは、世界が誇るゲーマー向け商品を作り続けるRazer社の手がけるイヤホンです。見た目の美しいブラックに、グリーンのマークがクールで特徴的です。
低音をしっかり聞かせることのできるイヤホンだと人気で、ゲームの足音の方向がわかるといった口コミも目立ちます。
ゲームサウンドへの満足度が高いこと、そして装着感の良さなども人気になるゆえんです。
ただし、マイクがついているけれども音質の評価はあまり高くなく、おまけ程度に考えておいた方がよいでしょう。
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